あつみ温泉 旅館 瀧の屋

あつみかぶ

あつみかぶ

あつみかぶ

自然農法で栽培された赤かぶはおいしい!受け継がれた温海(あつみ)かぶ漬は冬の庄内を代表する味覚なのです。日本海沿岸、山形県と新潟県境にあつみ温泉があります。その奥、一霞(ひとかすみ)という山に囲まれた集落があります。ここは「あつみかぶ」(赤かぶ)の産地。しかも、この地区の「あつみかぶ」は今でも焼畑農法で作られているのです。 各農家では、数ヶ所の栽培地を持っています。これは一度赤かぶを作った畑は5年ほど休ませるため。山に囲まれ平地の少ないこの集落では山の斜面も耕作地としました。その傾斜は30度以上。8月、草刈し、乾燥させた斜面に火をつけて燃やしていくのです。まだ熱のあるうちに種を蒔き、棒などでたたいて雨で種が流れないようにします。燃やすことによって灰に含まれる根菜に必要な「リン酸とカリウム」が土壌に含まれ、害虫も駆除することができます。原始的なこの栽培法はもちろん無農薬・無肥料。10月から雪が降るまで収穫し、一霞地区の加工場へ運ばれます。

「あつみかぶ」とはこの地方で昔から作られ続けている甘酢漬が名産となったことによりついた名前。収穫したものはあかむらさき色をしていますが、酢とかぶの色素が反応し、きれいなピンクに変わります。一度塩を振り重石をかけて赤かぶの水分を取ってしまいます。その後、酢と砂糖で2週間ほど漬け込み「ぱりぱり」とした食感で香り高い甘酢漬ができるのです。もちろん無農薬・無肥料、原料は「あつみかぶ」と塩・砂糖・酢だけ。高齢化がすすみ急斜面での作業がきつく、耕作面積も限られているので生産量も限定される貴重な「温海のかぶら漬」、販売する店も期間も限られています。
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